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【20代社会人が語る】大企業に就職するメリット・デメリット

オフィスにいる男性

みんなが知っているあの大手企業で働きたいなあ

就活において大企業は競争率が高く人気があります。

就職活動を行うみなさんも大手か中小かで悩む人も多いと思います。

「なんとなくカッコいいから」という理由で大企業を志望する学生もいますが、入社後に後悔する可能性があるため、おすすめできません。

そこでこちらの記事では、大企業に就職するメリットとデメリットを紹介していきます。

こんな人におすすめ

  • 漠然と大手企業に入社したいと考えている人
  • 大手と中小のどちらにすべきか迷っている人
  • 実際に大企業で働いている人の生の声を知りたい人

新卒で大手企業に入社した私の経験談を交えながら大企業のリアルをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

大企業とは

混乱している男性

大企業の定義

大企業というワード自体が定義されているわけではありませんが、大企業は中小企業の基準を超える会社のことを指しています。

中小企業の定義は以下の表の通りです。そのため、これよりも規模の大きい会社を大企業と呼ぶとされています。

業種分類中小企業基本法の定義
製造業その他資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

引用元:中小企業庁:中小企業・小規模企業者の定義

大手企業の定義

大企業と似た呼び方で大手企業というワードもよく耳にしますが、こちらも明確な定義はありません。

大企業の中でも各業界のトップクラスの企業のことを大手企業と分類することがあります。

誰もが知っているCMで流れているような大手企業以外にも知る人ぞ知る大企業はたくさんあります。

大企業の割合

日本における大企業に分類される会社はわずか3%ほどしか存在しないと言われています。

そのため、ほとんどの企業はベンチャーまたは中小企業となりますので、大企業への就職難易度が高いことも納得ですね。

大手に入るのは簡単なことではないんだな〜

大企業に就職するメリット

採用

大企業とはどんな会社のことを指すのかなんとなく理解したところで、大企業に就職するメリットを紹介したいと思います。

モテる(特に20代)

大手に勤めてるんだぜ〜

誰もが知っている大企業や年収の高い企業に勤めているというだけで、社会人はモテます

勤務先をスペックとしてアピールするのはダサいと思うかもしれませんが、遊び盛りの20代の間は大手に勤めているメリットをガンガン使ってしまっていいと思います。

合コンなんかでも胸を張って会社名を言えるのも大きなメリットだと感じました。

大企業に勤めている人しか参加できない街コンもあったりするぐらい、どんな会社に勤めるかは出会いの場でも重要になってきます。(以下の記事ではそのような街コンを紹介しています)

転職で有利になることもある

私は社会人3年目の時に転職しましたが、大手に勤めているというだけで転職活動をスムーズに進めることができたような気がしました。

企業も変な人を採用したくないので、「大企業で働いた」という安心感がメリットに働くのではないかと思います。

特に経験の浅い20代だと大企業というブランド力は転職でも力を発揮する場面が多い印象です。

30代以降になるとポテンシャルよりも経験値や能力が鍵となるので、大手に勤めているというだけでは転職が有利になるとは限らないということも覚えておきましょう。

福利厚生が整っている

これは企業によって異なるので一概には言えませんが、大企業の方が福利厚生の整っている会社が多いです。

最低限の福利厚生や給与があるのはもちろんですが、家賃補助社員食堂などのような中小企業やベンチャーでは珍しい手厚い補助がある点がメリットです。

年収が同程度でもこのような手当があるのとないのとでは、かなり生活に差が出てくるので重要なポイントだと思います。

新卒研修が手厚い

大企業だと配属されて実務に入る前に、ほとんどの会社で数ヶ月の研修が存在します。

いきなり現場で経験を積むのも一つの手段だと思いますが、社会人としての基礎を最初に学ぶことができるのはメリットだと思いました。

不安の大きい初めての社会人生活だからこそ、基礎を疎かにせずに着実にステップアップできるのは助かりますね。

私の新卒入社した会社では半年ほど研修期間があり、その間に同期との仲も深めることもできて、楽しい社会人生活をスタートすることができました!

大企業に就職するデメリット

後悔している男性

大企業で働くことはメリットばかりではありません。

良い面ばかりに目が行きがちですが、ここからはデメリットもチェックしていきましょう。

業務範囲が狭い

大手になればなるほど社員多く、部署が細分化されていきます。

中小企業やベンチャーだと上流から下流まで一連の仕事の流れを肌で感じることができますが、大企業だとそのような経験はあまりできません。

どちらかというと細分化された業務に取り組むことで、「目の前の仕事が最終的になんの役に立っているのか」わからなくなりがちなのがデメリットです。

「会社の歯車となって働き、数年経ってもなんのスキルも身に付かなかった」というようなことも可能性としてはあり得るでしょう。

希望の仕事に就けない可能性が高い

先ほども述べた通り大企業は部署も多いため、希望の部署に配属されて希望の仕事ができる可能性も低いのがデメリットです。

特に新卒だとどの部署に配属されるのは運次第のところもあるので注意が必要です。

私も一社目の会社で希望の部署を人事には伝えていましたが、希望とは全く異なる部署に配属されました。

勤務地の希望が通らないことがある

大企業は全国各地に拠点を持っていることが多いです。そのため、全国転勤がある会社も少なくありません。

全国転勤でも大丈夫という人もいると思いますが、社会人生活を楽しく過ごせるかどうかは勤務地次第のところもあると感じるので個人的にはあまりおすすめできません。

20代の貴重な時間を友人のいない土地で過ごすことは、結構辛いと思います。

出世のライバルが多い

大企業は社員数が多いため、出世に時間がかかるというデメリットもあります。

優秀な社員も多いため、何年間も平社員ということも珍しくありません。

そのため、出世欲のある人はライバル達よりも成果を出してアピールすることが重要になります。

大企業に向いている人の特徴

キャリアアップする男性

ここまでメリットとデメリットを見てきましたが、誰もが大企業に向いているというわけではないことを薄々感じているのではないでしょうか?

個人的な意見ですが、大企業に向いている人の特徴は以下の3点だと思います。

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やりたい仕事がまだ明確ではない人

何がしたいのか明確に決まっていない人は、大企業を目指す方がいいと思います。

なぜならそのような人は中小企業に入るメリットよりも大企業に入るメリットの方が大きいからです。

大企業に入っておけばその後転職する際の選択肢も多いと思います。

一方でやりたい仕事が明確にある人は、それができる会社を目指しましょう。

それが大企業で叶うのであればその企業を目指すのも一つの手ですが、中小やベンチャーの方がその理想を叶えることができる可能性は高いです。

社会的地位を重視する人

「モテたい」「ネームバリューが欲しい」という人は大企業に入るメリットをかなり感じることができるはずです。

最初の就職先はそれぐらいの理由で大手に入ったとしても、全然問題ないと思います。

転職する際に将来就きたい仕事を考えることになっても全然遅くありません。

中小やベンチャーに行く明確な理由がない

中小やベンチャーに行く明確な理由がないのであれば、とりあえず大手企業を目指しておいて損はありません。

メリットでも書きましたが、転職の際に「大手勤務」という肩書きは活用できます。

聞いたことがあると思いますが、大手からベンチャーへの転職は比較的簡単ですが、ベンチャーから大手への転職は難易度が高いです。

そのため、迷うぐらいなら一旦大手に入っておくことをおすすめします。

結論:新卒入社は大企業がおすすめ

今回は大企業に就職するメリットとデメリットをお伝えしました。

メリット

  • モテる(特に20代)
  • 転職で有利になることもある
  • 福利厚生が整っている
  • 新卒研修が手厚い

デメリット

  • 業務範囲が狭い
  • 希望の仕事に就けない可能性が高い
  • 勤務地の希望が通らないことがある
  • 出世のライバルが多い

新卒入社なら大手企業に入社する方がメリットは大きいと思います。

しかし、現時点で将来のキャリアプランが描けているような人は自分の希望を叶えられる会社を選択するべきです。

誰もが大手を目指して幸せになれるわけではないということを頭に入れて就活に臨みましょう。

以上、「【20代社会人が語る】大企業に就職するメリット・デメリット」でした!

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