
以前までは歯科矯正といえばワイヤー矯正が一般的でしたが、最近ではマウスピース歯科矯正が浸透してきました。
このような背景から、歯並びにお悩みの方はマウスピースによる歯科矯正も視野に入れて検討しているかと思います。
そこでこちらの記事では、特にマウスピース矯正の中でも知名度の高い「キレイライン」を実際に利用して感じたメリットとデメリットを紹介します。
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【キレイライン】マウスピース矯正しながらホワイトニングする方法
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こんな人におすすめ
- マウスピース矯正に興味がある
- マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらにするか悩んでいる
- キレイラインの特徴を知りたい
- 実際にキレイラインを利用した人の体験談を聞きたい
Contents
キレイラインの特徴

まず最初にキレイライン矯正の特徴を紹介します。
キレイライン矯正の特徴
①マウスピースを利用した歯科矯正
みなさんすでにご存知かと思いますが、キレイラインの一番の特徴はマウスピースを利用した歯科矯正であるという点です。
- キレイラインは見た目の気になる従来のワイヤー矯正とは異なる方法
- マウスピースを利用して歯並びを徐々に改善していく
治療の流れとしては
- 最初に歯形をとる
- どのように歯を動かしていくかシミュレーション&治療計画
- 計画に沿って形の異なるマウスピースに着け替えていく
- シミュレーション通り徐々に歯が動く
というかんじで、マウスピースで力を加えて徐々に歯を動かしていきます。
②前歯を中心とした部分矯正
キレイラインの大きな特徴は前歯の上下12本に特化した歯科矯正であることです。
見た目に最も影響すると言われているのが、この前歯の上下12本とされています。
- キレイラインの対象は前歯の上下12本
- つまり、奥歯は動かせない
- 笑った時に見える歯並びが気になる人にはおすすめ
前歯を動かすために基本的には奥歯は動かないような設計で、マウスピースが作成されます。
僕はまさに前歯12本が気になっていたので、「これだ!」と思いました。
補足すると、症状が強く奥歯の噛み合わせもどうにかしたいという方向けに、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を合わせての治療も存在するようです。
③様々な歯並びに対応可能

前歯12本であれば、どんな悩みでも解決してくれるの?
歯並びの悩みといっても人それぞれです。キレイラインでは以下のような様々な前歯の悩みに対応可能となっています。
対応可能な歯並び
- 前歯のガタガタ
- 出っ歯
- 八重歯
- すきっ歯
- 顔の中心と歯並びの中心のずれ
公式ページを見ても「さまざまな歯並びに対応可能」となっていますが、症状が強い場合はマウスピースでは対応できないこともあるようです。
実は、キレイライン矯正にも弱点があります。
それは、キレイライン矯正は全体的な歯のズレや傾きが大きすぎる方には施術ができないという点です。歯のズレ傾きが大きすぎる場合、矯正器具を作ることが難しく、満足のいく歯並びになるまで歯を動かすことができません。
引用元:キレイライン矯正公式サイト
どれほどの症状だと対象外なのかは自分では判断が難しいと思うので、気になる場合はとりあえず一度診察を受けてみるのがおすすめですね。
メリット

私が実際にキレイライン矯正を体験して感じたメリットを3つ紹介します。
キレイライン矯正のメリット
①なによりも目立たない!
これは一番のメリットだと思います。
「ワイヤー矯正の見た目がちょっと・・・」
という理由であなたも今まで歯科矯正を避けてきた経験がありませんか?(私自身もそうでした)
しかし、マウスピースは透明な素材なので、装着していることを全く気づかれません。
どれだけ目立たないかと言うと、自分から言わない限りは気づかれていません。
- 友人と話していても気づかれていない
- 久々に会った家族からも全く気づかれなかった
また、社会人になってワイヤーを着けるのは見た目的にかなり勇気のいることだと思うので、それと比較するとキレイラインでマウスピース矯正を始めるハードルは低いと感じます。
最初の頃は装着している違和感で、口を閉じているときの表情にも違和感がありましたが、そこは慣れですね。
②ワイヤー矯正と比較して低価格
歯科矯正の相場というと100万円ぐらいするものというイメージがあると思います。
しかし、キレイラインであれば一般的に10〜30万円前後に費用を抑えることができます。
これは
- 前歯12本に特化していること
- 高性能な3Dプリンタなどを利用して人件費を抑えていること
などにより実現できる金額のようです。
もちろん分割払いも可能なので、一括で支払う余裕がなくても人それぞれのペースで支払いが可能です。
※拡大床(拡大装置)の使用が必要な場合は、別途8万円ほど費用がかかります
③しっかり効果を実感できる

目立たない・安いことはわかったけど効果はあるの?
大丈夫です。キレイラインを初めて5ヶ月経過後の変化はこちらの通りです。
しっかり歯が動いていました!
(それぞれの歯の重なりが少し軽減されたように見えます)


まだまだ治療の途中なので、今後もマウスピース生活を続けていきます。
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キレイライン矯正の体験談&経過観察|効果の有無と感想を全てお伝えします
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デメリット

メリットがある一方でデメリットもいくつか感じたので紹介します。
ネガティブな面も理解して、治療を開始するか検討するのがおすすめです。
キレイライン矯正のデメリット
①対応できない歯並びが一部ある
前半部分で説明した通り、キレイラインは様々な歯並びに対応しています。
しかし、前歯の上下12本に特化していることもあり、対応できない歯並びも一部存在するようです。
どれほどの症状だとマウスピース矯正ができないのかあなただけでは判断ができないと思うので、一度検診で相談するのが一番だと思います。
私もかなり歯並びがガタガタで対応可能か不安でしたが、思い切って予約して相談したところキレイラインを始めることができました。
②食事のたびに着脱が必要
マウスピースは基本的に食事と歯磨きの時以外は装着が必要です。
以下のことを守らないとキレイラインの効果が発揮されない可能性があると最初に説明を受けます。
- 1日20時間以上装着する
- 外す場合は1時間を超えないようにする
そのため食事の際には、次のようなひと手間が発生することを覚えておきましょう。
- 食事の前にはマウスピースを外す
- 食事が終わったらマウスウォッシュや歯磨きで口内を綺麗にする
- マウスピースを再度装着し直す
リモートワークで家にいる時とかはそれほど苦ではないですが、外出した時にはこれが結構面倒です。気軽に食べ歩きをしたり間食をしたりというのが難しくなります。(キレイラインをしている友人もこのおかげで痩せたと言っていました)
また、マウスピースをつけた状態での水分補給は水か炭酸水推奨です。
糖分の入っている飲料は虫歯の原因になりますし、着色を防ぐためにコーヒーを飲むこともNGです。(マウスピースを外した状態では飲んでもOKです)
③自己管理が重要
マウスピースは着脱可能なのがメリットでもありますが、その分自己管理が重要です。
- 定期的に洗浄液につける
- 定期的に歯ブラシで磨く
これらの対応をしないと、マウスピースが汚れたり、臭くなったりします。
また、一日の中でマウスピースを可能な限りつけるという強い意志が必要です。
「マウスピースを外す場合は1時間を超えないように」と言われていますが、飲み会などがあると正直これは守ることができません・・・
しかし、直前までマウスピースを着けるようにしたり、飲み会が終わったらすぐにマウスピースを着けたりと可能な限り努力する必要があります。
キレイラインのメリット・デメリットまとめ

キレイラインを実際に利用して感じたメリットとデメリットを紹介してきました。
こちらの記事を見てくださったあなたは、きっと歯並びに悩みがあり、キレイラインに興味を持っていると思います。
一度初回検診に行ってみて、相談してみるのがおすすめです!
以上、「キレイライン矯正のメリット・デメリット|実体験に基づく感想を紹介」をお伝えしました。